この季節にしっくりおさまる言葉ですね
じつは このところの世界的不況がご多聞にもれずわが身にもおよび
ひましております
はじめのうちは 映画を観たり久しぶりだからと
繁華街に出かけたりもしていましたが
たいした買い物をしたわけでもないのに 帰ってくるとなぜか財布がからっぽになっている
それで 最近では近くを徘徊したり以前に読んだ本を読み返したりして過ごすことにしています
すきな作家は とたずねられてそくざに答えられるのは
司馬遼太郎 山本周五郎 灰谷健次郎 です(最近の作家では浅田次郎 重松清もすきです)
そこで きょう読み返した作品は 山本周五郎の「日本・婦道記」です
武家もの とよばれるジャンルで 戦前 戦中に書かれた作品ですが
いまの時代にこそたくさんの人に読んでほしい そしてなにかを感じとってほしいそんな本です
蛇足ながら 「読者がたのしんでくれればそれでよい」と
第17回直木賞を辞退したいわくの短編集です